Medgadget優秀医療技術 TOP8(No.5 脳の評価)
こんにちは。マガジンライターのMassyです。
今回は海外医療機器の記事をお届けします。
▼タイトル
No.5 脳の評価
▼要約
- 近年の技術革新により、脳傷害の兆候を分析することが容易になっています。
- BrainScopeは米国初のデバイスであるAhead 300を販売するため、FDAの許可を得ました。
- 患者の脳波内の異常を検出する使い捨てのEEG電極パッチを使用し、スマートフォンに接続します。
- FDAがクリアしたデバイスであるNeural AnalyticsのLucid M1は、ドップラー超音波を利用して頭蓋骨を観察し、血流の活動を測定します。
- このシステムは、破損した血管の存在を迅速に識別し、ERへ到着した直後に患者を分類するのに役立ちます。
- 脳の温度と圧力を直接測定するために新しいインプラントが開発されました。
- インプラントは生体吸収性であり、十分な時間が経過すると最終的に消滅するので、体内に放置することができます。
- これまでげっ歯類での試験が成功しています。
- ヒトでの試験が行われる前に、さらなる試験が予定されています。
- マサチューセッツ州ボストンのSyncThink社のEYE-SYNCがFDAによって承認されました。
- アイトラッカーを内蔵したバーチャルリアリティヘッドセットを使用し、被験者が画面上のオブジェクトをどれくらいうまく追跡できるかを測定します。
- スタンフォード大学ではすでに脳震盪になった選手の検査に使用されています。
- 使い方は簡単で、テストを実行するのに1分しかかかりません。
- また、被験者の状態がよければベースラインテストの必要もありません。
- これらの技術は安価になってきているため、いつか高校のフットボールの試合で日常的に使用される日がくるかもしれません。
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▼コメント
脳計測といえば、NIRS脳計測装置というのがあります。日本では比較的研究が進んでいるそうですが、まだ実用化までは時間がかかりそうです。MRIやCTぐらいに普及しそうな技術かもしれません。