ウシの出産時期を予測?畜産農家に代わって見守る機器あります。
こんにちは。マガジンライターのMassyです。
今回はウシの出産時期を知らせる機器の記事をお届けします。
Red dot 2015 を受賞した製品です!
▼タイトル
これで安心、センサが出産を見張ります!
▼要約
製品:Moocall
メーカー: Moocall Ltd
- 伝統的に畜産農家はウシの分娩シーズンは眠れない夜を過ごす。
- 出産がいつになるか正確にわからないからだ。
- Moocallは、この問題を解決し農家のための眠れぬ夜を開放する。
- Moocallは、センサユニットで牛の尾に取り付けられてる。
- ウシの分娩の開始を検知し、スマートフォンで呼び出す仕組みだ。
- センサはは微妙な自然の尾の動きを検出する。
- このデータで分娩を予測し、農家にテキストメッセージで知らせる。
- Moocallは、簡単に使用することができる。
- ラチェットシステムを使用して、牛の尾に取り付ける。
- 敏感なテールは保護される。
- 既存の分娩センサのように無線装置と基地局を必要とするシステムとは異なり、Moocallは簡単。
- 直接GSMネットワークと通信するスタンドアロン装置のみだ。
- コストを削減しながら利便性を向上させることができるのが特徴。
- 特徴的な卵形状は過酷な環境でのお手入れを簡単にする。
- そのカラフルな色は遠くからでも見つけやすい。
▼詳しくは関連リンクを参照くださいね。
▼関連リンク
▼コメント
日本でも農家の監視負担を減らすために独自の分娩感知システムが開発されているようです。
牛恩恵は大分県別府市のリモートという企業が開発した「牛」の遠隔監視システムである。牛を飼っている農家にとって極めて重要な、出産時期や発情期などの予兆を、牛の胎内で起こる「体温変化」から予測し、無線ネットワークとインターネットを利用して、飼い主に対して通知するマシン・トゥー・マシン(M2M)型のサービスとなっている。
対策をしないと分娩事故も多く、被害も高額だそうです。
2006年における農林水産省の統計データと、同社での集計データを照らし合わせた結果によれば、牛温恵の導入により、未経産牛(初産となる牛)の事故率は10.6%から、0.8%へと大幅に削減されているという。また、経産牛(出産経験のある牛)の事故率は3.0%から0.1%へと低下し、平均では、未導入の場合4.0%の事故率を、導入によって0.2%まで下げることが可能だとしている。この0.2%という数値は「人間の新生児の出産事故率と大きく変わらない」(宇都宮氏)とする。
同社の独自調査によれば、たとえば黒毛和牛1頭につき、1回の分娩事故によって発生する損失金額は約35万円にものぼるという。